CONCEPT about Amplifier

プロ機ではマイクやアンプはほぼ評価が定めっていて、アンプではNEVE Telefunkenn API Quad Eight など高く評価されるこれらモデルは現在の礎となり、今もクローンモデルや互換モデルが産みだされています。特徴付けている基本構成は、同じ地平を目指していて、コンシューマーと較べると、実稼動状態のS/Nの良さをはじめ、音の勢い・エアー感・グルーブなど表現される音楽の躍動・鮮度は大きなアドバンテージであり魅力です。
バランス回路 アースの考え方 トランスによるターミネートなどを尊重し更にコンシューマーの要求を満たすべく構築したアンプです。

▮ CSID ノンリニアーの回避
真空管と比べて半導体のコンプリメンタリーは大きなメリットですが、実質の特性は全く異なっています。 特に出力段はその影響が、大きいのです。真空管アンプと半導体アンプの音楽表現力の差は個別のリニアリティーではなくサーキットアーキテクチャーの問題と捉えています。

CSID(Common Source Inverted Drive)はこの問題をスマートに回避しています。この回路は準コンプリメンタリーをベースとしたもので、出力段の実質的なリニアリティーは格段に高まります。

Art Work
半導体アンプデザインの眼目 アートワークは、パターンのストレーキャパシティー
・インピーダンス反射を考慮し、デザインされています。信号・電源の各ラインは、相互に不要な影響を与えないフローパターンを、そして厳密な一点アースは、接地抵抗値がパターン内で変動しない事を同時に満たすように考慮し設計されています。

Thermal Distortion
サーキットデザインの技術的ターゲットとして 大きな問題の1つは、発熱です。オーディオに於いてはAクラスアンプへの潜在的憧憬からその事情は不問とされていますが、半導体は同じ問題を抱えています。数多くのトライの中で、熱対策は 次世代アンプの技術的ブレイクポイントであり同時に音楽表現力の限界を超えるブレークスルーであると捉えています。部品劣化の一番の原因が熱である事を考えれば、アンプの動作温度の管理と発熱量を減らすメリットは計り知れません。

その成果CSIDは フルドライブ後も温度上昇はなくアンプも冷たいままです。


Maintenace Free
どんなに優れたアンプでも、動作点の変動があれば、その性能を長期に発揮できません。 

半導体の動作温度を下げられたメリットは、補償回路・調整箇所を省く事を可能とし、更に高い安定性を得ています。音楽の持つ豊かな表現力を アンプに求めた結果、長期の安定性を持った完全無調整のアンプとなったのです。

Resonance
物はすべて固有振動を持ち さらに機械的振動・電気的振動の多様な雑振動が相互に影響しあう
ため、振動の処理は単純ではありません。音質との相関も甚大であるため オーディオ機器と振動の関係は、設計上の重要なキーファクターとなります。これらの振動から実質的にフリーになる最も有効な手段は、“振動エネルギーを小さく、素早く分散させる”事です。構成する各部材の固有振動が相互に影響し難い構造とし、エレクトリック器機は基板やトランスを更にフローティングして万全を期しています。 

Full Custom Build
最良のアンプであっても 厳密には部品個々の音色から完全フリーとなる事はできません。 
ある条件でベストであっても人の嗜好や条件によって微妙なユラギがあるのです。 

私達は最良のアンプを提供できますが、お客様の嗜を反映するだけの奥行きをも持ち合わせています。 そのために、貴方の感性にフィットしたアンプを作り上げる豊富なオプションプログラムを用意しています。

▮ Design
デザインは、機能に従った合理的なフォルムとしています。素材感・サイズ・色など視覚的な要素にも統一した意味を持たせ、シンプルでメカニカルな雰囲気でありながら優雅なモノとしています。部品交換やバージョンアップも考慮されています。