Silencio


Silencio  ver.2

オーディオ機器のセッティングをする時にインシュレーターを使用してチューニングするのは、今や常識となっています。 この介在物、形状・材質・構造によって面白いようにニュアンスが変わるので、あれこれ試すのは、楽しい作業です。自分のシステムで音をまとめる最後の要かも知れません。

アンプやCDの下にインシュレータを敷くと何故音が変わるのでしょうか?

動作点
インシュレータで音が変わると言われ始めた当初は、スパイク状のものと、コイン状のものであったように思います。 これらは、設置面と機器との接触を明確にして、ガタを排除するものでした。

振動モード
オーディオ機器の底板は、振動の影響を出来るだけ受けないようにするために、考慮された物が増えています。しかし、現実は振動から完全にフリーになっている訳ではありません。

床やラックからの振動・自身の筐体が発生する振動それぞれが複雑に影響するためインシュレータを介在させることにより、振動が僅かながらも整理されるため、アンプへのマイクロフォニックノイズ・ピックアップのサーボ量の低減などに繫がり音質振動モードが変化しそれに伴い音質も変わると考えられます。

オーディオに於いては確かに振動そして振動エネルギーの蓄積が、想像以上に音質に影響を与えています。 その影響を低減するために、振動吸収を謳うインシュレータが、必須の物として用いられています。

実際ほとんど振動吸収ではなく、振動モードの変調に過ぎないのが現状です。振動吸収を目的とするより、ループを形成しないようにした方が,実際的で有効です。

Silencio は振動ループの効果的な遮断と振動エネルギーの低減を目的として開発されました。

同じに見えるインシュレータの一つ一つの内部に振動子を設け、固有振動(多変数分散型振動子)が異なる周波数[素数比]に成る様に設定し、相互に影響しないように設計されています。

接合面は最小の設置面積で効率良く振動が分散する形状としています。
*滑リ易い形状であるため、衝撃吸収ゲルのリングが付属します。
*本体はSUS304ですが、今後のモデルは一部にセイシン製のショックレスメタル”M2052”を採用  し更に振動排除性能を高める予定です。


固有振動分散型インシュレーター

3個(B,R,W)1セット

34φ × 36mm

180g@1Unit